v5.9.0 メモリシステムの全クライアント活性化:正規トリガーからプロンプト駆動へ¶
要点: v5.9.0 はメモリ活性化を正規表現の推測から 3 つの決定論的エントリへ移行した——セッション開始時の ContextDB 自動登録、
aios-memoryMCP server(recall / write / checkpoint)、5 クライアントへの Memory Trigger Contract 投影。Codex 起動プロンプト(trust 永続化ファイル未書き込み)も根本修正し、Gemini の deprecated を解除。7 クライアント × 5 MCP すべてグリーン。
なぜこのリリースか¶
メモリのトリガー層が正規表現で構築されている問題を発見——正規表現は LLM にツールへの本当の理解を与えられず、効果は不十分でした。正規層を削除した後、真の問題が顕在化:トリガーポイントがプロンプト層の明示的位置に移っていなかったため、メモリシステムが「無効に見える」状態でした。
v5.9.0 はこのリファクタリングを完了させました:決定論的データ面(hook/プラグイン自動注入)+意味面(プロンプトでトリガーポイントを宣言)+ MCP ツール面(hook なしクライアントの決定論的入口)。
主な変更¶
- セッションライフサイクルとメモリの接続:
aios session startが ContextDB セッションを登録(冪等、--session-id/--agent/--client)、前回の handoff と pinned memo を即座に引き継ぎ。 aios-memoryMCP server:memory_recall(統合検索)、memory_write(確認なしで memo 保存)、memory_checkpoint(pinned 面へチェックポイント)。Gemini / Hermes / WorkBuddy など hook なしクライアントの決定論的入口。- OpenCode プラグイン + hook フルカバレッジ:Claude 双 hook、Codex/Grok UserPromptSubmit をランタイム検証済み。OpenCode はプラグイン経由で既存パイプラインによる毎ターン召回を注入(TUI)。
- Memory Trigger Contract を 5 クライアントに投影:新セッションで先に recall、続行時に recall、検証済み結論は即 write、完了前に checkpoint。トリガーポイントは契約で宣言し、関連性判断は LLM に委ねる。
- Codex プロンプトの根本修正:codex 0.148+ は hooks/プロジェクト信頼を
~/.codex/config.tomlに永続化しますが、AIOS は書いていなかった → 毎回起動時に再プロンプト。インストーラが管理領域(trust + 5 MCP)を書き込み、冪等かつユーザー内容を保持。更新でも再発しません。 - Gemini の完全サポート復活:上流は Antigravity へ移行しましたが、全クライアント一貫サポートの約束に基づき deprecated を解除し、メモリ/投影/スキル同期をフル接続。
アップグレード注意¶
aios session start --jsonの出力形式が裸配列から{ registration, lines }に変更。opencode run(ヘッドレス)はプロジェクトプラグインを読み込みません(上流の仕様)。TUI は影響なし。- Codex ユーザーはアップグレード後に最後一度信頼プロンプトが表示される可能性——一度受け入れると永続化されます。
検証¶
セッション登録ユニットテスト 5/5、codex config テスト 5/5、MCP スモーク 4/4、クライアント回帰 47 pass / 0 fail。turn-recall は 3 クライアントで実弾検証、実機 E2E は冪等 reused をバイト単位で確認。